金曜日

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ロンドン(ダウ・ジョーンズ)8日の欧州株式相場は小動き。原油価格が過去最高値水準で推移するなか、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行がインフレを警戒し政策金利を据え置いたことから、金融銘柄が売られた。主要指数の終値は、英FTSE100種総合株価指数が9.80ポイント(0.16%)高の6270.80、独DAXは4.35ポイント(0.06%)安の7071.90、仏CAC40種指数は19.73ポイント(0.39%)安の5055.58。

欧州主要企業600社で構成されるダウ・ジョーンズStoxx600指数は0.07ポイント(0.02%)安の329.28となった。

英住宅ローン大手のHBOSは1.2%安、英バークレイズは2.5%安。イングランド銀行が政策金利を5%で据え置いたことで、低迷している住宅市場を下支えするために利下げするよう望んでいた投資家がやや失望感を示した。

ユーロ圏でも、経済成長が足踏みしているように思われる状況への懸念よりもインフレ懸念が勝り、ECBは政策金利を4%で据え置いた。トリシェ総裁は定例理事会後の記者会見で、インフレ率が上振れするリスクがあると強調した。この発言を受け、株価はさらに押し下げられた。

グローバル・インサイトの欧州担当チーフエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「ECBが利下げを検討している兆候はない」と語った。

欧州株式市場ではこの日も企業業績が材料になった。英蘭系食品・日用品大手ユニリーバは5.4%高。1-3月期決算が、為替相場変動の影響を除き39%の増益となった。原材料費の増加を販売価格の引き上げで相殺した。また同社は通期売上高見通しを引き上げた。コリンズ・スチュワートのアナリストは「米国部門も懸念要因だったが、やはり価格引き上げが奏功し米国での売上高が4.9%増加した」と指摘した。

ベルギーのビール大手インベブは5.9%安。1-3月期の純利益は11%減と予想を下回った。ゴールドマン・サックスのアナリストは「原材料費の増加が予想より大幅だったことに加え、ブラジルでは悪天候のほかカーニバルの時期が例年より早かったことが影響した」と分析した。

イタリアの大手銀ウニクレジトは2.9%安。1-3月期決算は、6億8300万ユーロのトレーディング損失を計上したことなどから51%の減益となった。さらに4月にもトレーディング損失を計上する見通しだとしている。レオナルド銀行のアナリストは「総収入の減少、手数料収入の減少、トレーディング損失が予想より大きく、業績はわれわれの予想を下回った」と語った。

スウェーデンの産銅大手ボリデンは16.4%高。1-3月期決算が9%増収・44%増益となった。銅、鉛、貴金属の価格上昇が売上高を押し上げた。

携帯電話機小売り・通信会社の英カーフォン・ウエアハウス・グループは3.4%安。小売り事業の半分を米家電販売大手ベストバイに21億ドルで売却すると発表した。

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